ペットの問題行動、意外と悩まれている飼い主様は多くいらっしゃいますね。
みなさんご存知の通り、ペットも「寂しさ」「不安」「恐怖」など複雑な負の感情を感じます。
負の感情が、自分の中で処理しきれなくなると問題行動として私達に伝えてきます。
今回は、原因と対策などを簡単にお話していきますね!
1.問題行動の例
①モノを壊す
②暴力的な行動(威嚇など)
③布やビニールを食べる
④自傷行為(尻尾を噛みちぎることも)
問題行動の結論を先にお伝えしますね。
意外な理由はこちら▼
2.問題行動を起こす2つの理由
①家族が怒鳴る
②家族が注目する
問題行動は、時には大好きな我が子を安楽死させるか迷うほど飼い主さんを苦しめることもあります。
実は原因は意外なところにあり、簡単に解決できたりすることもあるのでぜひ覚えておいていただけたらと思います。
3.原因と事例①
保護犬のベビちゃんは、ママには懐いているものの、パパや他の人に対しては警戒して吠えることが課題でした。特に、パパが近づくと唸り声を上げ、パパが帰宅する音が聞こえるとママの部屋に隠れてしまいます。
そこで、動物行動の専門医に相談したところ、パパがママに対して時々強い声を出すことが、ベビちゃんの不安の原因かもしれないと指摘されました。以下の4つの方法を試すことにしました。
改善策
1.パパがママに強い口調で話すのを控える
2.パパがベビちゃんを触ろうとせず、無理に接触しない
3.パパがベビちゃんにおやつを与えたらすぐにその場を離れる
4.ママとベビちゃんの散歩にパパも同行する
4ヶ月後には、ベビちゃんはパパの帰宅に反応して吠えることがなくなり、リビングでおやつをもらう際も警戒せずにパパの近くに寄るようになりました。
(参考:犬の問題行動の教科書)
4.原因と事例②
ママのことが大好きな猫のきなこ。
ある日、爪研ぎしちゃいけないところでガリガリ・・
するとママに「ダメよ!」と注意されました。
きなこ「注目された。嬉しい二ャ♡」
その日以来、きなこちゃんはもっといろんなところでガリガリするようになりました。
まとめ
犬や猫も同じ方法で行動を身につけますが、野生動物よりも感情豊かなところがペットです。そんなペットとより良い関係を築くために、次の2つが大切になります。
1.まず、自分の感情を落ち着かせること
2.ペットが問題行動をしたときに、自分がどう反応するかに気をつけること
動物は、行動の直後にごほうびをもらうと、その行動を繰り返すようになりますが、何も反応がないと自然にしなくなります。
水族館のイルカがジャンプを覚えるのも、こうした流れで少しずつできるようになるのです。
ペットの本能を理解しながら、家族として仲良く暮らせるといいですね。
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