犬の祖先は、『人懐こい』オオカミ!?

ワンちゃんの祖先の歴史を紐解こう!

今日は犬と人間の深~い歴史について、ご紹介します!

実は犬って、世界で最初に「ペット化」された動物なんです。4万年前から1万5000年前のどこかで、犬はオオカミから人間のパートナーに進化したと言われています。

では、犬の歩んできた歴史の見どころをどうぞ!

1. 犬の家畜化はどうやって?

犬が人間の友達になった理由には、こんな説があります。

1.4万年前の狩猟採集の時代:人がオオカミを飼い慣らし、犬が誕生。

2.1万年前の農耕時代:農業が始まり、オオカミが人の近くで生活するように。

実際は犬の起源にはまだまだ謎が多いですが、DNAを調べると、犬の祖先はユーラシア大陸〜アメリカに広がるタイリクオオカミで、なんとDNAが99.9%も一致するそうです。

2. 迫害された犬&オオカミ(1800年代)

アメリカ大陸に一緒に渡った犬たちは、一時期絶滅の危機に直面。新大陸へ渡ってきた移民とその犬たちによって、もともといた犬たちが淘汰されてしまったのです。

さらに、1800年代のアメリカでは、オオカミが「家畜にとっての脅威」として大量に駆除され、絶滅寸前になりました。

3. 犬種が誕生!その秘密は?

面白いことに、犬の「社交性」と「身体の変化」って実は深~く関係しているのです。

社交性が高いオオカミが犬に進化した一方で、家畜化が進むと体型や毛色が色々変わり、1800年代後半には今の犬種が誕生!ビクトリア女王もダックスフンドやパグなど、多くの犬種と暮らしていたとか。

また、この頃にはドッグフードも誕生して、犬たちは人間ともっと近い存在になっていきました。

4. 犬の未来の課題って?

犬は今、生活習慣病や遺伝的な病気に悩まされることも増えています。

生活習慣病:食事のカロリー過多や運動不足によって、肥満などが増加。

遺伝疾患:例えば、ゴールデンレトリバーの腫瘍や、ポメラニアンの脱毛症など、特定の犬種特有の病気が多く見られます。

今後、健康重視か見た目重視か、育種の選択が求められる時代が来るかもしれませんね。もちろん、雑種犬やMIX犬は遺伝的な強さを持つと言われていて、「チワックス」や「マルプー」などのミックス犬の人気はこれからさらに、上がっていく予感がしますね。

犬と人が築いた絆は、これからもどんどん進化していきます。犬たちが健康で幸せに過ごせるよう、私たちも一緒に考えていきたいですね。

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